こんにちは。
グローバル留学センターの橋本です。
最近アメリカ人ではヘイトクライムが相次いでいるので、今日はその件について思う事を少し書きたいと思います。
あくまでも私の意見ですのでその点は予めごご理解下さい。

先ずヘイトクライム(hate crime)とは何かと言いますと、
Wikipediaでは「人種、民族、宗教、性的指向などに係る、特定の属性を持つ個人や集団に対する偏見や憎悪が元で引き起こされる、嫌がらせ、脅迫、暴行等の犯罪行為を指す。」と説明されています。
まあ簡単に言うと差別が引き起こす犯罪の事だと思って下さい。

アメリカでは黒人差別問題が後を絶えず、少し前にBlack lives matter のデモが大きくニュースになりましたし、最近ではアジア人を狙った犯罪が増えていたりします。
アメリカほど深刻では無いですが、カナダでもちょっとしたアジア人を狙った犯罪があるのは事実です。
https://www.citynews1130.com/2021/03/30/racist-attack-ubc-asian-woman/

事実かどうかは分かりませんが、中国からCovid-19が持ちこまれてたくさんの死者が出たり、失業したりして人生が大きく悪い方向に変化した人もいるので、中国を恨んでしまう気持ちも理解が出来ない訳ではないですが、それで罪もない人に危害を加えるのは到底理解できないですし、許せない事だと思います。
私は日本人だから大丈夫と!と思われる方もいるかも知れませんが、アジア人以外の方からすると、中国人、韓国人、日本人もみんな一緒に見えて区別できないので、日本人の方も十分に注意して下さいね。

人種差別などする人は外国人になった経験が無い人が多いのではないかな?!と思います。
知らない土地(海外)に行って、外国人になると今までにできなかった経験をたくさんします。
うまく言葉が通じず言いたい事が言えず我慢したり、働き方が違いすぎてイラっとしたり、孤独を感じたり、時には差別を感じたりして心が痛む経験もすると思います。こう言った経験から得られる物は、自分で体験をするまでは知る事が出来ない感覚なんだと思います。そしてその感覚を持つと、他人の境遇や痛みを理解出来たりして、人にやさしく慣れたりするので、ヘイトクライムなんかに気持ちが向かわないと思います。
留学やワーキングホリデーは、英語以外にもこう言った感覚も養う事が出来るとても良い機会だと思います。
少しでも多くの方が、属性などに縛られずに他人を理解できる感覚を養ってもらいたいですね!
それではまた!