英語力以外に日本での外国人労働者の受け入れに必要な事について
こんにちは。
グローバル留学センターの橋本です。
本日は「英語以外に、日本での外国人労働者の受け入れに必要な事」と言うテーマでブログを書きたいと思います。
日本企業の海外進出、そして日本は少子化で働ける人が少なくなってきたので外国人労働者が昔に比べるとだいぶ多くなってきました。皆さんもご存知のように、新在留資格「特定技能」を盛り込んだ改正出入国管理法が、4月1日に施行されるなど、さらなる外国人労働者の受け入れ拡大に力を入れています。都心の大手企業などは既に外国人労働者も多く、IT企業などではITに強いインド人の方達も増えてきています。コンビニや飲食店、工場はなどではベトナム、中国、フィリピン人などアジアから外国人労働者も非常に増えています。東京のコンビニや吉野家などに行くと外国人の方が定員さん見かけた方も多いと思います。
私の知り合いの社長たちの中には、ベトナムやフィリピンから外国人労働者を呼んで、大手の工場に紹介する事業が需要があり儲かると言って取り組んでる方もいます。
金額を聞いて驚きましたが、外国人労働者の派遣事業はとても大きな産業となっています。
これから、たくさんの外国人労働者が日本に入って来るのは確実ですので、日本人は共通言語となる英語をせめて日常会話程度話せるようになる必要があると思います。
もしも世界進出をしている企業の第一線で活躍をされたいのであれば、ビジネス英語力は必須になってくるでしょう。これからは英語が必要ないと言う時代ではなくなって来るかも?なので皆さん最低限の英語力を備えておいた方が良いですね。
日本のグローバル化の中で英語力だけを身につける事にフォーカスをされていますが、外国人労働者を受け入れる上で日本人にとってとても大切な事があります。
イチロー選手が引退会見の時に言った言葉がまさにその事だと思いました。
「アメリカに来て、メジャーリーグに来て、外国人になったこと、アメリカでは僕は外国人ですから。このことは、外国人になったことで人の心を慮ったり、人の痛みを想像したり、今までなかった自分が現れたんですよね。この体験というのは、本を読んだり、情報を取ることができたとしても、体験しないと自分の中からは生まれないので」
留学する事で、英語を習得できますが、それ以外にも「外国人になる」という未知なる経験をする事が出来ます。この事は非常に大切で、単一民族で育った日本人の方は経験をしておいた方が良いかと思います。
言葉も上手く話せない異国の地で「外国人」として生活する事は、時には言葉も伝わらず馬鹿にされ、中傷され、誤解されたりもします。その事で孤独を感じる方も多くいると思います。
価値観の違いや、文化の違いに戸惑う事もあるでしょう。
時には人の優しさに救われる方も多いと思います。
この様な経験はイチロー選手が言う様に、人の心を慮ったり、人の痛みを想像したり、今までなかった心境に気づかせてくれます。その感情は自分が体験したからこそ湧いてくる事だと思います。
日本人がこれから外国人労働者と働いてい行く際に、「外国人になる」と言う状況を理解できる事が大切だと思います。理解出来ることによって、日本で生活する外国人を思いやり、良い関係を築いて一緒に働き、生活していけると思います。
留学される方は「外国人になる」と言う事を意識して体験してくださいね!