みなさん、こんにちは。
グローバル留学センターの橋本です。

本日はカナダ留学・ワーキングホリデーに関わるコロナ最新情報、現地の状況をお伝えしたいと思います。

現在のバンクーバーのコロナ感染状況について

日本でもコロナ感染者数が増加しているようですが、バンクーバーがあるBC州でも感染者が増加をしています。BC州は大都市があるカナダの州の中でも、もっともコロナ感染拡大を抑える事が出来た州ですが、飲食店や公共の施設の規制緩和、コロナ疲れ、天候が良く外出が増えた事により、感染者が増加してしまいました。6月は1日の感染者が15人前後でしたが、先週末は100人を超え、現在は60人前後の方が感染をしています。外に出歩く事が多い若者の間で感染が拡大しているとの事です。(トロントにおいては1日250人から600人程度の間を上下している感じです。)
感染者の数ばかりにフォーカスするのは良くないですが、感染者増えると重症者も増えるので軽視は出来ないと思います。
なので現在もBC州では非常事態宣言が出ている状況となります。

学生、ワーキングホリデーの渡航規制について

留学生やワーキングホリデーの方の渡航規制についてですが、
現在もカナダと日本との国境封鎖は続いていて、今の所は8月31日までとの事です。
アメリカとカナダの国境封鎖は9月21日まで延長をされています。
日本や他国、そしてカナダ国内での感染者の再増加を考慮すると、恐らく国境封鎖は延長され8月31日以降も続く可能性が高いと思います。(あくまでも予想です。)

現在カナダに渡航できる新留学生は、2020年3月18日までにビザの許可が下りている方となります。学校がオンラインでの授業となっている場合は、入国出来ない可能性があります。
ワーキングホリデーの方は、カナダの会社からジョブオファーが無いと入国出来ない事になっています。ジョブオファーが無く、学校へ通学すると言う理由では入国は出来ません。
ビザの許可証を持っている方で渡航出来ない方は、許可証の期限が30日を切った時点で90日間の延長申請が可能です。

日本で学生ビザやワーキングホリデーを申請して結果待ちの方も多いと思いますが、現在移民局がビザの発給を停止していますのでコロナが終息するまでは新たなビザが発給される事は無いかと思います。
現時点ではビザのプロセスの再開は未定となり、移民局から発表はありません。

今後の予想について

コロナパンデミック初期の頃は夏頃には終息するだろうと思っていましたが、当初のようなパニックな状況では全く無いですが、現在もコロナ感染は落ち着きそうにありません。
落ち着いたと思ったら再燃し、冬にはセカンドウェーブが来ると言われているので、ワクチンが打てるようになるまでは今の様な状況が続く事が予想されます。
先日公立カレッジの方と話をしたところ、今年中の国境オープン、ビザの発給は期待が薄く、バンクーバーの公立カレッジは来年1月からのセメスターも授業がオンラインになる可能性が高いとの事です。
ワクチンが提供されるのは早くも来年1月頃、市民が受けれるようになるのはそれからしばらく経ってからになる事を踏まえて準備をしているそうです。コロナ前の様な授業になるまでにはまだまだ時間が掛かる可能性があるとの事です。(あくまでも学校関係者に聞いた話ですので、確定の話では無いことをご理解ください。)

留学業界においては、学校の倒産は有りましたが、私が知らないだけかも知れませんが、カナダ現地や日本の留学エージェントが倒産したと言う話は今のところ聞いていないです。
日本も中小企業に支援があるそうですし、カナダにおいては、政府が人件費の最大75%負担、無利子で$40000の貸付、ビルの大家さん次第ですが家賃の75%を負担してくれる援助が有ります。
その為、コロナの状況がまだ続いていても倒産する会社が出ていないのだと思います。
ただ、この援助がもうそろそろ切れるので、援助が切れたのに国境が封鎖されているとなると、渡航する学生(お客様)がいないので、経営状況が非常に厳しくなってくると思われます。

上記の事を踏まえて、今年年内、来年上旬の留学を検討されている方は、可能でしたら大きくスケジュールを遅らす方が良いかと思います。今のコロナの状況で留学するのは非常に悪いタイミングですので、焦らずゆっくりと待たれるのが良いでしょう!
以上、久振りにコロナの影響による状況のアップデートでした。
それではまた!