新型コロナウィルスの影響を受けてカナダ留学を迷われている方へ
こんにちは。
グローバル留学センターの橋本です。
世界中で新型コロナウィルス(COVID-19)の感染者が急激に伸びていますが、カナダでもここ1週間で急激に感染者数が増えています。先週は天気が良くコロナウィルスを軽視して自粛せずに外出をした人が多かったようで、その結果感染者が急激に増えてしまいした。
私が暮らすバンクーバー市が属するブリティッシュ・コロンビア(BC)州では,コロナウイルス感染者が3月20日時点では348人でしたが、3月28日現在では884人となりました。
https://www.canada.ca/en/public-health/services/diseases/2019-novel-coronavirus-infection.html?topic=tilelink#a1
感染拡大を受けて先日「非常事態宣言」を出して、屋内娯楽施設、公立図書館、私立学校、チャイルドケアセンター、レストラン及びバー(テイクアウト・宅配以外)、映画館,劇場、コンサート会場の営業停止、食料を買ったり、薬を買ったり等必要外の外出を控えるように強く要請をし、さらには自粛をせずに外で集まっていたり、パークやプレイグラウンドで遊んでいる人たちに対して、$1000の罰金を課すようになりました。スーパーマーケットやドラッグストアは開いていますが、なるべく混まないようにする為に入場規制が掛かる状態です。
普段は呑気なバンクーバーの人たちも、流石に新型コロナウィルスの脅威を認識し始めて、私が暮すバンクーバーは昼間もほとんど人が居なくて、夜は全くと言ってよいほど人がいません。
不気味なくらいに人がいないので夜は少し怖いぐらいです。
弊社のオフィス辺りはオフィスやお店で働く人たちがいなくなり、ホームレスや、怪しい変な人が増えてウロウロしているの見かける様になりました。
日本とは異なり、海外では街に人がいなくなると、ガラスを割られて盗難に入られる事件なども増えるので治安が悪化しないかが心配です。
新型コロナウィルスの影響を受けて、留学やワーキングホリデーを予定されていた方の中には渡航の延期や、キャンセルを検討されている方も多いと思います。
カナダへの入国規制は6月30日まで続く予定ですが、例外として3月18日時点で有効なビザ(valid work permit & study permit)を所有してる人、および学生ビザの許可が下りていた人は入国出来る様になりました。
しかしながら、まだコロナの収束が全然見えていない状況で4〜6月の渡航を決める事は全くお勧めできません。現在、学校はクローズしていてオンラインクラスになっていますし、必要最低限以外のお店は閉っています。どこかに行く事も、何も出来ないので自宅にいるしかありません。また入国出来たとして自己隔離が法律で義務付けられているので、ホテルなどで14日間の自己隔離が必須となります。
ワーキングホリデーの方は、働ける場所もほとんど閉まっていますし、カナダ人の多くが失業している状況ですので、しばらく仕事を見つける事が大変な事が予想されます。
この様な状況ですので落ち着くまではしばらく待たれる事が最善の策だと思います。
ほとんどの学校で新型コロナウィルス(COVID-19)関連のキャンセレーションポリシーを設けて特別対応をしているので、手数料無料で延期、キャンセルの場合は全額返金をしてくれる形となっています。
(弊社の場合も学校の対応に合わせて、変更、返金等をさせて頂いています。)
カナダに現在滞在中の留学生、ワーキングホリデーの方の多くが、カナダの状況が急激に変化してこの異常な街の雰囲気に、これからどうなるんだろう?と不安を抱えていると思います。これから良くなるのか、さらに悪くなるのかは正直分かりません。
可能な方は日本行きの飛行機が飛んでいる今のうちに学校を休学して一度日本に帰国されるのが良いかと思います。ほとんどの学校はオンライン授業になっているので時差を気にしなければ日本でも受けれますし、戻って来れる方は休学して事態が落ち着いた頃に戻って来るのが良いと思います。
この事態で、留学会社や学校は経済的に大きな損失を受ける事は間違い無いでしょう。
弊社でもキャンセルや延期などが出てきているので、たくさんの留学生を抱えている大手の会社は対応に追われて大変なのではないでしょうか。
一昨日、とある語学学校の方と話をしましたが、数百人規模のキャンセルを受けた学校や、元々自転車操業の学校もあった様で倒産する会社なんかも出てくるのではと仰っていました。カナダだけでなくフィリピン、オーストラリアの学校でも大変な学校が出てきているそうです。
3/31更新:営業できなくなり閉校する学校が出ました。
学校だけでなくギリギリで運営している留学会社も有ると噂で聞いています。
お申し込みをされた学校、留学会社について心配な方は、一先ず学校をキャンセルして全額返金をして貰うのも良いと思います。
海外旅行保健は保険料の払い戻しを受ける事が出来ますし、航空券は航空会社で特別対応を行なっているので、手配をお願いした会社に相談をしてみてください。
ビザ(学生やワーキングホリデー)の許可を既に得ている方でビザの許可証の入国期限が迫っている方もいると思います。コロナの影響によって渡航が難しく期限の延長が必要な場合は、IRCC Web Formより移民局へ延長申請を出してください。
今後どうなるか不安な方は一旦留学プランを白紙に戻し、不安が無くなってから再度留学の準備をするのも良いと思います。
とにかく今はみんなが協力をして自粛を心掛けて、コロナウィルスによる被害者が少しでも少なくなる様に努めましょう!「止まない雨はない」わけで、出来る限り早く何ごとも無かったかの様に快晴になり、通常どおり留学、ワーキングホリデーが出来る様になる事は期待しています。